ちょっぴりfunnyなスパイスを

日常にちょっぴり面白いことが起きれば、特別な日に代わるよね

お茶工場で修行

地元のお茶工場で

4ヶ月間の修行をしてきた話

なぜ、仕事を修行かというと、、

 

ここは、お茶について詳しくなれるだけでなく

メンタル的にも鍛えられることで知られている


お茶の仕事を紹介してくれたのは

アドニスの店長

▶  Master - ちょっぴりfunnyなスパイスを


大学卒業後は

8月からデンマーク🇩🇰へ

留学することを決めていた


卒業を間近に控えていた頃

アドニスの店長からこんな質問が

店長「デンマークのお金貯まってるの?」

自分「微妙ですね…」

店長「短期間で稼げる場所教えてあげようか?」

と、教えてくれたのがお茶屋の仕事だった


店長は20代の頃

このお茶屋で稼いでは

海外を旅する生活を送っていたらしい


地元の特産物「お茶」のことを知れて

資金も貯めれる。

一石二鳥や!!と思い

「ぜひ!お願いします!」と即決


そして、お茶屋の社長に繋げてもらい

4月から7月までの間働くことに

 

製茶シーズンは年に3回あり

自分は新茶から2番茶までの間働いた

 

約1ヶ月間のシーズン中は雨の日が休み

晴れていれば週7勤務に加え12時間労働

ちょー大変。足首が悲鳴を上げた…

 

この仕事はキツすぎて

途中で抜け出しちゃう人がいると

店長が言っていた

実際に店長が働いていた時も

自衛隊の人がやめたことがあったそう

店長にはこれまでに

仕事の鬼だと感じた人が

2人いるみたいだが

そのうちの1人が

ここの社長だった

 

どんな人なんだろうと

わくわくとドキドキで会いにいってみると

そこにいたのは優しそうなおじいちゃん

 

こんな優しそうなおじいちゃんでも

製茶シーズンが始まると目の色が変わった

自分が任されたのは

蒸したお茶っぱを乾かす機械

最終的には手掴みで判断する

 

この機械の周りは熱いうえに騒音

お茶っぱが全身に降り掛かる

 

鬼のように怖い社長とその息子さんの

教え方は今時珍しい

「見て!学べ!」スタイル


だけど、任された場所は

自分1人だけ

誰のお手本も見れぬまま

ぶっつけ本番

 

まぁ分かるわけもなく

怒鳴られては

「すみません!!」

の繰り返し

 

「先教えてよ〜」と思いながら

この状況が面白おかしくて

表情は真剣だけど

心の中では笑ってた


最長労働時間は

ほぼ休みなしの14時間

夜勤の人が交代するはずの

時間になっても来ず…

 

結局、この日以降

その人が出勤することはなかった

店長が言っていた

人がいなくなるってのは本当だった(笑)


14時間…ちょー長い笑

最後の方は、気分がハイになって

大声で歌ってた

ずっと大変だったかというと

そうでもなく

楽しい時もあった

 

シーズン以外は

茶畑に網を被せにいったり

機械の清掃をしていた

 

ここで最も仲良くなったのは

ウガンダ出身🇺🇬のエリーさん

5カ国語以上話せて

自分と同い年の息子がいる

ちょ〜優しいお父さん

 

エリーさんは

フランス🇫🇷育ちで9歳から自立

内戦を経験していて

銃を持って戦場に立っていたこともあるそう

そんなエリーさんの話は惹き込まれることばかり

「怖いものはヘビ以外ないな」って言っていた

 

面白くて優しいエリーさんとの楽しみは

昼休みに工場の裏で

故郷(富士市)を眺めながら

昼寝をすることだった

工場の裏の絶景スポット

働いた期間は短かったけど

普段当たり前のように飲んでいる

お茶がどうやって作られていくのかを知った

 

生まれ育った街を誇りに思えることは

カッコいいことだと思う

 

地元、静岡が誇る「茶」に

まみれた4ヶ月

体験から得た知識を世界に伝えていこうかな✌︎

エリーさん曰く

メンタルが強くなきゃここでは残れないそう

きっと今後、茶畑を見るたびに

最高に面白かったこの経験を

思い出すんだろうなぁ

 

 

 

 

 

 

 

▼おまけ 

▼エリーさんの深イイ話

昼休み、エリーさんに

こんな質問をしてみたことがあった

「今後行きたい国はありますか?」

 

すると、30秒ぐらい考え込んで

「貧しい国に行ってみたいね」との返答が

 

これは予想もしてなかった答え

Why??と思うよね

 

理由を聞いてみると

自分が今ここにいるありがたみを

再確認したいとのこと

 

貧しい国の現状を知れば

自分がどれだけ幸せかを気付かせてくれる

だからこそ、日々の生活に感謝できると

 

もし、世界中の裕福な人たちが

貧しい国の現状を身をもって知り

恵まれていることに気づけば欲望がなくなる

世界は平和に近づくって言っていた

 

こんなにも素敵な人と

まさかお茶工場で出逢えるとは

想像もしていなかった

 

クリスチャンを信仰するエリーさん

「僕が君と出会う事はすでに決まっていた

   巡り合わせなんだよ」と言われた時

不思議と涙が出そうになった

 

人との出逢いや出来事には全て

何かの意味があるって言ってたエリーさんが

僕には神様のように見えた