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YOD.やるしかないでしょ僕たちにできること

   西日本豪雨災害の復興活動

    こんにちは。専修大学2年の石川雄也です。このブログをご覧頂きありがとうございます。僕は、2月20日から24日までの6日間、2018年7月に発生した西日本豪雨災害の復興活動に行ってきました。更新が遅くなってしまい、2か月以上前のことなのですが、当時の活動や感じたことなどを報告していきますので、最後まで読んで頂けると幸いです。

 目次
  ①仲間
  ②活動場所・活動内容
  ③ビフォーアフター
  ④義援金
  ⑤め組ん家
  ⑥学んだこと、感じたこと
 


 ①仲間
 今回は9人の仲間と共に計10人で西日本豪雨被災地である岡山県倉敷市真備町へ赴きました。始めは、メンバー全員が知り合いだったわけではなく、大学の友達や先輩、僕の高校の時の友人が参加したので、現地の岡山県で初めて会う人がほとんどでした。ですが、被災地の人々を助けるという思いで集まったメンバーだったので、すぐに打ち解け合い初日で全員が親しくなりました。

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 ②活動場所・活動内容

 活動場所は美容院兼住宅でした。活動当初は、まだ、手付かずの状態だったので、住居スペースである2階から初めていきました。(1枚目) 震災当時は、2階の窓ガラスの半分ぐらいまで浸水したと住民さんからお聞きし、その跡がかすかに残っており、当時の悲惨な状況を物語っていました。

  初めに、釘抜と床や柱の泥磨きから始めたのですが、泥が乾燥し固くなっていたため、強くこすらないと泥が落ちず、何度も同じところを時間をかけて隅から隅まで磨いていきました。

(2、3、4、5枚目)

 床や柱を磨き終わった後は、匂いや雑菌を浄化するEM活性液をまんべんなく塗っていき、また、窓ガラスや窓枠など、目に見えるものはすべて磨いていきました。(6,7,8枚目)

  2階の住居スペースが終わった後は階段と1階の職場スペースへと移りました。1階は、全てが浸水したため、階段の下は潜り込み、天井や手の届かないところは、脚立を使って泥を剥がしていきました。(9、10、11枚目)

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 ③ビフォーアフター
 活動当初は、靴を脱いで上がれなかった床や階段も活動4日後には、2階の全スペースを裸足で歩けるほど綺麗にすることができ、震災前の状態に限りなく近づきました。

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 ④義援金

    僕が通う専修大学付近で行った、ウクレレライブで投げ銭の代わり預かった義援金や、地元(静岡県富士市)で集めた募金を、倉敷市社会福祉協議会へ届けました。

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 ⑤め組ん家
 僕たちがお世話になったボランティア団体は、NPO法人MAKE HAPPYのめ組JAPANです。こちらの代表者さんたちのモットーは、活動を楽しんで行うこと。僕たちは、この言葉から本当に多くのことを学びました。被災地の方々を笑顔にするには、まず自分たちが笑顔でいなければいけない、楽しいと思える環境を創ることによって、自然と笑顔が増え、その場が明るくなり、また信頼関係も生まれる。信頼関係が生まれることによって、各自の得意なこと不得意なことを頼ることができ、効率よく活動していくことができます。

 ボランティア活動というと真面目に黙々と行うイメージが強いですが、め組JAPANは、活動中音楽をかけたり話しながら活動したりと、メンバー全員が楽しく活動をできることを最優先に考えています。また、昼食の際には、みんなで焼きそばやキムチ鍋を作ったり、おやつを食べたりとコミュニケーションをとりながら、友情関係を深めていきました。

 朝、昼、晩は、ボランティアの皆様が作ってくれる、とてもおいしいご飯でおなか一杯になるまで頂き、間違いなくこの美味しいご飯が、エネルギーの源になっていました。そして、夜はみんなでカードゲームで遊んだり、将来を語り合ったりと部活の合宿のような楽しい時間を過ごしました。

 活動期間中は、毎日が本当に楽しく、いろんなことを学びました。め組JAPANの皆さんや、おいしいご飯を作ってくれたボランティアの方々、そして一緒に活動できた方々には、心から感謝します。

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 ⑥学んだこと、感じたこと

 今回の活動を通して学んだことは、微力と無力は全くの別物だということです

   活動初日は、メンバー全員で床や柱の泥磨きをしたのですが、1日活動を終え見てみると、1人あたりの活動範囲は半径2メートル以内でした。その時の感想としては、手を抜かずにどれだけ頑張っても、1人の力には限界があり微力だと感じました。しかし、その小さな力が積み重なって大きな力になり、初日では終わりが見えなかったが活動も全員が、それぞれ目標をもって行った結果、4日後には、2階すべてを終えることができました。

 そして、感じたことは、震災から約1年経った今でも、僕たちのような学生や、ボランティアできる人が、現地ではまだまだ求められているということです。住人さんから毎日差し入れをもらい、最終日には何度も「ありがとうございました」とお礼の言葉を言われたときには、来て本当に良かったと心の底から思いました。今でも住人さんから言われたときの表情や言葉は鮮明に覚えています。メディアではあまり取り上げられなくなりましたが、現地には助けを求めている方々がまだまだたくさんいることを忘れてはいけないと思いました。

 

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 実際に堤防の決壊ポイントに連れて行ってもらい、当時の様子を現場を見ながら教えていただきました。災害現場を目の当たりにし、メディアでは感じられないものがあり、自然災害の恐怖を実感しました。

 


 最後に
 
 最後まで読んで頂きありがとうございます。
 僕は、このような経験を通して様々なことを学び、また、いろんな方々との素晴らしい出逢いがありました。このようなことから、最も大切なことは、自分の目で見て肌で感じる、つまり何事も経験することだと感じています。これからも、やりたいと思ったことを、積極的に挑戦していきますので、今後も応援よろしくお願いします!

  行動しなきゃ良くも悪くも結果はでない😁👍